At a walnut tree

好きなことと思ったこと

精神薬

ここ1ヶ月、長年飲んでいた薬とは別のものを処方してもらって飲んでいる。

 

薬を飲んで効いている、と思ったのが初めてで本当に驚いた。

今までひとりでいても落ち着けず、上手くリラックス出来なかったのが、音楽を聞きながらゆっくり過ごせるようになった。

 

この薬を飲むまでは、自分が学生時代の頃の性格とはかけ離れていることに全く気づかないまま、変わっていたとしても同じ人なのだから同じように好かれるべきだと傲慢に振る舞っていた。

 

私は周りの人からの影響を受けやすくて、他人の性格をすぐに自分のものみたいにしてしまう癖みたいなものがあるのかもしれないなと思う。

 

特に、これまで嫌いな人からものすごく影響を受けてきた。

嫌いな人からは多少強引にでも即刻離れるべきで、反発する自分の気持ちをずっと無視して嫌いな相手への理解を優先してたらそりゃどこかおかしくなるだろうと思う。

 

 

長年飲んでいた薬は間違って処方されていたのかな、とも考えたこともあるけど、学生の頃から同じ先生がずっと経過を見てくれていたこと、精神科への敷居を下げてくれて結果的に今の薬に繋がったことは、私にとってはマイナスではなくプラスだったと思っている。

いろんな症状が重複するから精神科の診断は難しいということもあるし、もし間違って診断されていたとしても、もともと誤診のリスクはあるというのを理解した上で副作用が出ない程度の処方に留め、マイナスだったとしても微々たるマイナスにしかならないようコントロールはしてくれていたのだから、知識の差を有効に活用してくれていたという点だけでも有り難く思う。

 

失った年月を取り返したいかな、とは考えるけど不可能なこともわかるし、得られると思っていたものが得られなかったからこその学びも大きい。

 

失ったものも多いけど、学んだことも本当に多い。これからもそのことを忘れずに、この経験を上手く活かせますように。